皆さん、こんばんは。
今日は 「 日本酒の4タイプ 」 について
書きたいと思います。
以前、第3回で温度の話をした時に、
薫酒とか爽酒という単語を出したかと思います。
これは、
「 日本酒サービス研究会・
酒匠研究会連合会 」 ( 以下 SSI ) が、
公式で使用している「 日本酒の4タイプ分類 」 という
分類方法に載っている単語なんです。
今回は、これについての説明をしていきます。
SSI は発会時より、より多くの消費者に
日本酒を楽しんでいただけるような
選択の指標を開発すべく、
2万種類以上の日本酒の
テイスティング検証を行った結果、
「香り」と「味わい」の組み合わせにより、
日本酒が4つに分けられることを発見しました。
公式の画像を先に貼るので
これを見てから続きを読んでください。
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一つ目が 薫酒 ( くんしゅ )
香りの高いタイプで果実や花のような華やかな香りと、
軽快な味わいが特徴。
私が一番好きなタイプで熟したリンゴやバナナのような
香りがすることが多いです。
二つ目が 爽酒 ( そうしゅ )
軽快でなめらかなタイプで香りは控えめ、
爽やかな香りで、すっきりとした飲みやすさが特徴。
淡麗 なんて言われる事が多いタイプで
スルッとした喉越しがあります。
三つ目が 醇酒 ( じゅんしゅ )
コクのあるタイプで
一つ目と二つ目とは異なる香り。
爽やかというよりはふくよかな香りがして、
お酒によっては炊き立てのご飯のような匂いが
するものもあります。
飲んでみると、ジワーっと濃醇とした
味わいが口の中に広がります。
四つ目が 熟酒 ( じゅくしゅ )
熟成タイプで、これは古酒なんて言われたりします。
ウィスキーやワインのように何年も寝かせたお酒で、
この4タイプの中では一番香りが強いと思います。
ドライフルーツだとか、
干しブドウのような匂いがして、
液体の粘性も強かったり、色も他の3タイプが、
ほぼ無色透明な中、
とても黄味がかった色をしています。
苦手な人は匂いすら苦手かもしれませんが、
味にも一癖あり、とろっとした飲み口で、
濃厚な味わいが口に広がります。
と、いった風に日本酒は、この4タイプに分けられます。
少し長くなってしまいそうなので、今回はここまで!
次回は、この4タイプを使って
合う酒器や季節を少し説明したいと思います!!
・まとめ
日本酒は
薫酒 爽酒 醇酒 熟酒の
4タイプにわけられる
#そのための日本酒!!